(2019/9/6 追記あり)

こんにちは、杖氏(@tsueshi-blog)です。
僕は現在も、立命館アジア太平洋大学(APU)に通っている現役のAPU生です。
APUは2000年に開学したばかりの新しい学校なので、あまり知られていませんがとても面白い大学です。
パンフレットやホームページからある程度のコトは知れますが、現役学生の視点をお伝えします!
目次
はじめに
立命館アジア太平洋大学(APU)には現在、二つの学部があります。国際経営学部(APM)とアジア太平洋学部(APS)です。
カンタンに言うと国際経営学部では経営や経済について学び、アジア太平洋学部では主にアジア太平洋地域の環境・開発・観光などについて学びます。
ただし経営学部に入ったから経営や経済のみを学ぶのではなく、他学部の授業も受けることができます。
国際経営学部/APMとは
国際経営学部(APU生はAPMとかMって呼びます)は、名前の通り、経営について学ぶ学部です。
数学とか経済学といった、仕事の時に必要なコトを学びます。
「経営戦略と組織」「イノベーション・経済学」「マーケティング」「会計・ファイナンス」という4つの専攻があります。
数学や会計など数字が多いため、APSに比べて男性と国際生の割合が多いです。
また卒業するためにはこの授業を取らなくてはいけない、という必修科目がAPSに比べて多いです。
例えばマーケティング専攻のアナタは計算が苦手だから「数学」や「会計」の授業が取りたくないとしてもこれらは必修科目のため取らなくてはいけません。
アジア太平洋学部/APSとは
アジア太平洋学部(APSもしくはSと呼びます)はアジア太平洋地域の観光・文化・宗教などについて学ぶ学部です。
「環境・開発」「観光学」「文化・社会・メディア」「国際関係」という4つの専攻があります。
この学部は必修科目が少ないので、自分の興味のある授業を多く取ることができます。
APMに比べて、女性や日本人生徒が多いです。
またJICA出身・国連出身の先生が多く在籍するため実際の例などを聞けるのが楽しいです。
観光学部
(2018/7/6追記)ついに観光学部の設置が公式的に発表されました!経営学の国際認証であるAACSBをとってからもTedQualという観光系の認証を急いで取っていましたが、こういうことだったんですね!
早くても2021年から募集ということですが、受け入れ人数が大幅に増える可能性があります。
APSとAPM・2つの学部の違い
どちらも良い点と悪い点があります。どちらに決めるかはあなた次第です。入学してから学部移動もできますから、あまり深刻にならなくでも大丈夫です。(面接と書類が多いようですが…)
「必修科目が少ないからAPSに」といった考えはもったいないです。
APUの就職率
就職率や就職のしやすさはAPMでしょう。会計や統計などの会社に入ってからの知識がすでに入っているからです。
就職だけで考えればAPMがオススメです。
入学する前に就職のことを考えても意味がないので、アナタが何を学びたいのかで決めてください。
APUの必修科目/授業
大学4年間の間に取らなくては行けない授業のコトを必修科目と呼びます。
必修科目はAPSの方が少ないため、より好きな授業を取ることができます。
特にAPMには数学・統計学などの計算が必要な授業が必修としてあります。
ただ高校1年生レベルの「数学1・A」程度のカンタンな内容です。
この理由がAPMに女性が少ない理由かもしれません。
APSとAPMの外国人割合
さきほどもチラッと言いましたが、APMには割合的に国際生が多いです。
学部に関係ない授業が多いので、そんなに関係ないです。APハウスで友達作れるし。
APUのダブルディグリー
APUにはダブルディグリー・プログラムがあります。大学4年間でAPUともう一つの大学の学位を取れます。
アメリカ・韓国・オーストリアの3つがあります。
もちろん、就職で引っ張りだこです。
でもここで問題が。残念ながらAPMを目指しているあなた、APMにはダブルディグリーの提携校がないため、参加することができません。
AACSBディグリーってなに?
APMには必修科目が多いし、課題も多いし、ダブルディグリーもないし、と悪い点を強調してきましたが、もちろん良いポイントもあります。
それはAACSBディグリーです。AACSBとは経営学部の認証で、授業や教員の質が高い学校に与えられる承認です。日本には3校しかありません。
これがあることで、就職や交換留学で優遇されます。
必修科目が多いこともこの制度が関わっているんです。
結局どの学部を選べばいいわけ?
APMとAPSの違い、良い点と悪い点を紹介しました。
「APMだから絶対に就職が楽」とか「APSだから授業が楽」ということは決してありません。
あなたの興味のある分野から選ぶコトが一番ですから、この記事を参考に考えてみてください。
それでは杖氏(@tsueshi-blog)でした。
ごきげんよう〜
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