はじめに
人口減少と移民の増加の2つが問題となっている日本では、移民の受け入れを増やしていくことを目指している。
そんな時に海外でのいい例はないのか?
テレビ東京「未来世紀ジパング」で取り扱っていた、ベルギーはメヘレン市を見てみよう。
ベルギーってどこ?
ベルギーチョコやフライドポテトの発祥で知られるベルギーはフランスとドイツ、オランダに囲まれたヨーロッパの国だ。
ベルギーといえば、複数の言語を公用語としていて、主にオランダ語とフランス語が話されている。
しかも移民に優しい政策だったので、モロッコとかそこらへんからの移民がいっぱいいる国。そう、それがベルギー。
メヘレン市とは?
首都ブリュッセルのちょっと北にあるちっちゃな街。夏の平均最高気温が23度くらいで大変すごしやすい気候。冬は晴れが少ないけどね。
市長がすごい
メレヘン市市長のバート・ソマーズは2016年の「世界最高市長 (World Mayor)」に選ばれた。
世界最高市長の公式ホームページによると、中東やアフリカからくる移民・難民を130ヶ国から受け入れ、メレヘン市の市民との融合を図った。
人口の約20%を占めるイスラム教徒がシリアでイスラム国などのイスラム過激派に加わらなかった。これはヨーロッパの中で最も多く戦闘員を生み出したベルギーで唯一であった。
インタビューではこんなことがあった。
When asked what have immigrants contributed to Mechelen, Mayor Somers replies: “The immigrant does not exist, just as the autochthon does not exist. The 86,000 residents of Mechelen are all unique and all different.”
移民がメへランにとってどのように貢献しているか訪ねたら、市長はこう答えた。「移民や先住民など存在しない。86000の全ての人がユニークでそれぞれ違うだけだよ。」
なにこの人かっこいい。。。
バディー制度
これはメヘレン市独自の政策で、移民と地元住民がバディーとして交流するというもの。
移民にとって、現地の風習・マナー・法律を知る良いチャンスとなる。一方で現地住民にとっては、移民の風習・文化・宗教・この地に来た理由を知るキッカケとなるだけでなく、移民に対する深い理解や広い視野が得られる。
移民が現地に混ざるだけでなく、現地民が理解できるような工夫がされている。
86000人の人口しかないいわゆる中規模の都市、大都市よりも小回りがきくので移民や難民の受け入れ体制ができやすいのかも
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