トロッコ問題に答えと正解はない!倫理的に正しいのはどちら?

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こんにちは、杖氏(@tsueshi-blog)です。

哲学や倫理に例題としてよく出てくる「トロッコ問題」。

「そもそもトロッコ問題ってなに?」という疑問から、「どうしたら正解が出せるの?」まで紹介します!

この記事ではこのトロッコ問題のすべてを解説していきますよ!

そもそもトロッコ問題とは?

そもそもトロッコ問題は何でしょうか?

まずは下の絵を見てください。

トロッコ問題のイラスト
トロッコ問題

次にこの文章を読んでみましょう。

 線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。  この時たまたまA氏は線路の分岐器のすぐ側にいた。A氏がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でもB氏が1人で作業しており、5人の代わりにB氏がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?

wikipedia 「トロッコ問題」

あなたならどうしますか?

トロッコ問題におけるジレンマ(dilenma)

あなたは「レバーを引かずに5人が死んでしまう」のか「レバーを引いて1人だけが死んでしまう」のかを選ぶ必要があります。

レバーを引けば「4人を助ける」あるいは「1人を殺す」ことになります。

一方でレバーを引かなければ「5人を見殺しにする」あるいは「関係ない別路線の作業員を助ける」ことができます。

どちらの行動も正しいですし、どちらの行動も間違っているといえます。

これをジレンマといいます。

功利主義(utilitarianism)におけるトロッコ問題

功利主義とは全体の幸福を最大化させることを目的とする考え方です。

多数決や選挙はそのうちの1つです。

例えば多数決では、過半数の人が賛成しているか反対しているかを知ることで、全員の幸福を最大に近づけています。

功利主義の考え方を使うと、1人よりも5人が助かるほうが幸福が大きいですので、より多くの命を救うことが正しいです。

定言命法(Categorical imperative)におけるトロッコ問題

ドイツの有名な哲学者であるカントが考えた定言命法を使ってトロッコ問題を考えてみましょう。

定言命法とは主に2つの大事な考え方があります。

  1. 「汝の意志の格律が常に同時に普遍的な立法の原理として妥当しうるように行為せよ」
  2. 汝自身の人格ならびに他のすべての人の人格に例外なく存するところの人間性を、常にいかなる場合にも目的として使用し、決して単なる手段としてのみ使用してはならない

これだと何を言っているのかわかりませんよね。カンタンに説明すると、

  1. アナタの行動が自己中心的ではなく、他の人も賛成したくなるようなものじゃないといけない。
  2. 人間と手段としてつかってはいけない。

1番目のルールについては、レバーを引いたら「多くの人を助けるためだった」といえますし、レバーを引かなかったら「自分の意志で人を殺したくなかった」という他の人も賛成したくなる理由があります。

2番目はまだ分かりづらいので、トロッコ問題に当てはめてみましょう。

レバーを引くという行動(手段)をして、より多くの人を助ける(目的)という行動は、ルール違反になります。

反対に、レバーを引かないで1人を助ける(目的)という選択肢には行動が伴いません。

そのためカントの定言命法においては1人を助けるほうが正しいんですね。

どちらを選ぶかはアナタしだい!

トロッコ問題には答えがありません。

算数や数学のように答えが1つではないんですね。

倫理や哲学という分野はとても難しいです。

もし分かりづらい部分があったらツイッターで質問してください!

それでは杖氏(@tsueshi-blog)でした。

ごきげんよう〜

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