
こんにちは、杖氏(@tsueshi-blog)です。
最近は東京や大阪といった大都市でなくても、いたるところで中国人を見かけるようになりました。
中国人に対する偏見といえば「声が大きい」ということ!
実際にスーツケース片手に大声で談笑しているヒトを見たことがあるかもしれません。
でも、それにはワケがあるって知ってましたか?
この記事では「中国人はなぜ声が大きいのか?」について、その理由とともに紹介します!
この記事を読めば「どうして中国人の声が大きいのか?」「中国語を話すと声が大きくなる理由」を知ることができますよ!
目次
中国人の声が大きい理由
もちろん中国語を話すヒトは中国だけでなく、台湾・香港・シンガポールなどにもいます。
この記事では中国本土のヒトを対象に紹介しますが、他の人でも当てはまるかもしれません。
中国人の声が大きい理由は大きく3つに分けられます。
- 中国語という言語によるもの (理由1・2)
- 性格 (理由3)
- 周りの声が大きいから (理由4)
まずは中国語という言語の特徴から紹介します!
中国語には声調があるから声が大きい?
中国語(普通話)の発音には声調と呼ばれるモノが4つあります。(4つの声調で四声と呼ばれることもあります)
これらはアクセントや音の上がり下がりの違いを表します。
日本語だと橋(ハシ)と箸(ハシ)の違いがあります。
中国語ではさらにややこしくなります、例えば
- 媽/妈 お母さん
- 罵/骂 罵る
という意味があります。
(注意)中国語の漢字には2種類あり、書き方が違うだけで意味は同じです。
中国語の2つの漢字の違いについてはこちらで紹介しています。
中国語に使われる2つの文字とは?どんな違いがあるの?地域による違いなどについて紹介します!
この2つは日本語で表すと、どちらも「マー」となります。
しかしそれぞれは「お母さん」と「罵る」のように全く違う意味を持っています。
他にもたくさんの単語の声調を間違えただけで、悪口や下品な単語に間違えられてしまうことがあるんですね。
声調の言い間違えや聞き間違いは、会話の大きなミスとなります。
そのためなるべく大きな声で、ハッキリとわかりやすく伝える必要があります。
中国語の声調についてはYouTube上にわかりやすい動画があるのでこれも見てみてくださいね!
中国語の発音(ピンイン)は難しい!
日本語の発音は5つの母音と16の子音からなり、比較的カンタンな発音を持つ言語です。
一方で中国語は、7つの母音と21の子音を持ち、日本語には無い発音があります。
またそれぞれの発音の差が小さいため、ハッキリと発音する必要があります。
例えば、(日本語に似た意味を持つ単語を選びました)
- 日(ri)
- 入(ru)
- 緑(lü)
これらはどれも同じ声調(第4声)で、日本語だと「ルー」と表され、実際に非常に似た発音をしています。
しかし意味が全く異なるため、話すヒト・聞くヒトがキチンと発音しないといけません。
このように中国語の発音はまぎらわしく、大きな声でハッキリと発音する必要があります。
中国人は気が大きいから声も大きい?
中国人というと、気が強いというイメージがありますよね?
どうしてあれほど気が強いのでしょうか?
その理由には中国の歴史が関わっています。
中国の歴史は「戦乱の歴史」と呼ばれるほど戦いにあふれていました。
また農民が皇帝になったり奴隷が役人になったりと、闘争心があったんですね。
そのため気が強いとかトゲトゲした性格と思われがちです。
この性格も、声の大きさに関わっているかもしれません。
中国では、周りの声が大きいから声が大きくなる?

中国や香港のレストランや茶館/茶馆(cha guan)と呼ばれるところでは、会話を楽しみながら食事をするのが当たり前です。
(茶館とはお茶や点心(軽食)を楽しめるお店のことです。)
周りの声が大きくなるにつれて自分たちの声も大きくなり、また周りも大きくなる。
そういったレストランの店員さんも、キチンと伝えるために声が大きいです。
まとめ
この記事では「なぜ中国人の声が大きいのか?」について紹介しました。
言語の特徴や、中国の歴史などが関わっていることがわかります。
この記事には他にも、中国語などについて紹介しています!
中国語はもうイヤだ!1年間勉強してわかった、中国語の難しいところと、嫌いな点4つ!
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それでは杖氏(@tsueshi-blog)でした。
ごきげんよう~
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